1946年、サイボクは一つの小さな牧場からスタートしました。理想のお肉を求め、種豚の育種改良に取り組みながら、70年以上もの間、「おいしさ」に向き合い続けてきました。サイボクのお肉は、豚づくりの最も上流から始まります。安全でおいしい食の実現のため、時代に先駆けて「一貫体制」を築き上げました。種豚の開発から飼育、加工、販売に至るまで、すべての工程を自社で行っています。サイボクのメンバーが一丸となり、「いのち」をのこさず「おいしさ」につなげているのです。
サイボクファーム 佐藤 礼二
サイボクの全ての土台となる豚。その健康が、私たちにとって何より大切なものです。朝から夕方まで、働いている時間のほとんどを豚と過ごす中で、小さな異変も見逃さないように豚たちの様子に気を払っています。豚たちに、少しでも快適に過ごしてもらうために大切にしているのが、「豚の気持ちになって考える」という教えです。豚目線で、豚舎の気温や環境を整え、牧場の敷地内で作られたできたての飼料や綺麗でおいしいお水を与えています。豚たちの気持ちよさそうに眠る姿が、努力が実った証です。豚のお世話に豚舎の修繕など、大忙しの毎日ですが、健康な豚を出荷まで育てきることや、お客様に満足いただける肉質を目指し、一丸となって豚に向き合っています。
製造部 塚越 涼
私たちの合言葉は「家族に食べさせたいものを作る」こと。なるべく塩分や添加物をいれず、牧場で丁寧に育てられたお肉本来のおいしさが活きた商品を目指しています。お肉の状態に合わせ、製造方法の調整を行い、自分たちの舌を使った検査も欠かせません。味のために、あえて手間のかかる作業を行うこともあります。お肉と向き合い続けると、切った瞬間にお肉の重さがわかるようにもなるんですよ。一貫体制の強みを活かし、牧場・製造・販売の間で互いにフィードバックを交わし、日々品質を高めています。豚の状態は一頭一頭異なりますが、こうした毎日の積み重ねが「変わらない最高のおいしさ」を生み出しているんです。お客様の「最高においしかった!」「また食べたい!」という声が私たちのこだわりを支えてくれています。
営業部 中村 真悟
牧場、工場とつないできたお肉へのこだわりを伝えることが、私たちの使命。ミートショップやレストランは、お肉を提供するだけではなく、会話を通して商品に込めた想いを伝える場、商品やメニューを通して新たなおいしさをご提案する場でもあります。園内の装飾から商品デザイン、イベント開催やSNSの発信を行う広報。遠方に住む方にもこだわりの品をお届けする通販。温泉やアスレチック、庭園など訪れた方の健康や楽しさの実現に奔走するスタッフまで。一人でも多くの人に、このおいしさに出会ってもらうため一丸となって魅力の発信に努めています。私の担当は、スーパーやレストランに商品を卸す営業です。製造の裏側まで知っているからこそ伝えられる「おいしさの秘訣」を広めようと、商品のご提案に、催事の開催と、日々奔走しています。